帰宅拒否症旦那の日々

色々な雑談を中心に、日記を書いていきます。

山本太郎氏が陛下に手紙、参院議運理事会が対応協議

 政治家になり、権力を持った事を自分の力と勘違いをしているのではないか?

 目立ちたがり屋のパフォーマンスは欲しくないですねー

 このような人をなぜ、国会議員になどしてしまうのでしょうか?全くわかりません。

 

山本太郎園遊会天皇陛下に手紙を渡す 最低なマナー違反と請願法違反の疑いで参議院で処分検討 議席剥奪も [気になるニュース]

連日の底の浅い政治パフォーマンスで
一般市民から怒りをかっている
国会議員の山本太郎が、今度は
天皇陛下園遊会でとんでもない
行為を働きました。

一部の熱狂的な左翼の支持者からは
「よくやった」とか
「行動するだけマシ」という
山本太郎をかばう意見がありますが、


今回は特にマズイです。




伊豆大島の件や、「ベクレてる」発言も、
たいがい国会議員としての資格に
欠けている行為なのですが、
今回はレベルが違います。



山本太郎の今回の行為の
何がどうまずいのか、そして
何にみんなが怒っているのか、
説明しましょう。

1)園遊会のマナー違反で大変失礼ということ

本人は「園遊会で手紙を渡すことは禁止されていない」と
言い訳にもならないことを逆ギレ気味に言っていましたが、

本来園遊会では天皇陛下から話しかけられないかぎり、
こちらから呼び止めるということすら失礼にあたり、
ましてや手紙を手渡すなど極めて無礼な行為とされます。

本人は「禁止されていない」と言い張っていますが、
禁止されていないというよりも
「言うまでもないマナーだから言ってない」だけで、
知らない方が非常識なのです。

パーティーの案内でいちいち
「口を開けて大きくクチャクチャ音をたてて食べてはいけません」とか
「パンツ一丁でうろうろしないでください」とか言われませんよね。
それが当たり前なんですから。

逆にそんなことを言われたら、
「それくらいわかってるわい」と出席者は怒りますよ。
だから事前にあれこれ言うのも失礼だろうと、
呼んだ方も遠慮してあまり言わないんです。
それが普通のお付き合いというものです。


パーティーの場でのマナーを、出席者として
事前に知っておかなければいけない、というのは
社会人としての最低限の常識です。


今回の「天皇陛下を呼び止めて手紙を渡してはいけない」と
言われてないからやった、という山本太郎の発言は、
「パンツ一丁は禁止されてないからそうした」
と言っているのと同じ。だから「失礼だ」とみんな怒ってるんですね。


2)法律違反の疑いの強い行為である

請願法という法律に、
天皇陛下にお願いするときには、
直接訴えず、内閣を通しなさい」
という規定があります。
今回の行為はそれに違反するわけです。

山本太郎は国会議員です。
国会議員というのは法律を作る人間です。
その立場の人間がみんなが見ている場で
法律を犯す。これはいかにもマズイ。

「知らなかった」と本人はいいますが、
仮にも法律を作るプロである国会議員が、
法律について知らなかったというのは、
自分で「私は国会議員の資格と能力に欠けてます」
と宣言しているのと同じ。
だからみんな議員失格だ!処分だ!と怒っているんです。

犯罪を取り締まるプロの警察官が、
みんなが見ている前で万引きしたらどうなりますか。

そして「万引きが悪いなんて知らなかった」
と言い訳したら許されますか。

当然処分されますよね。
それと同じことです。




3)あきらかに天皇陛下の政治利用である

本人は「天皇陛下の政治利用にはあたらない」と
言っていますが、ドラえもんのジャイアンが、
「とったんじゃない。永久に借りているだけだ」と
言い訳しているのと同じレベルです。

言い訳にもなっていません。

「オレは何と言われてもかまわない」と
ヒロイズムに酔った発言をしていますが、
見苦しいのでお止めになった方がよいと思います。


・国会議員という身分だからこそ出席を許された園遊会で、
・国会内でも意見が分かれる原発の問題に関して、
政治的に中立であるべき「日本国の象徴」である
 天皇陛下を巻き込もうとした
・そしてその問題行為が注目されると、
 マスコミの前で持論を展開した

これが政治利用でなければ、何なのでしょうか。




4)民主主義に対するテロ行為に等しい

「それは言い過ぎちゃう」と思う方も
あるかもしれませんが、これくらい
ヤバイ行為なんです。だから誰も
今までやらなかったんです。

というのも、現在の天皇陛下は、憲法で
「日本国および日本国民統合の象徴」
ということになっており、
一切の政治的な役割を果たされていません。

これは戦前の軍部が、「天皇陛下」の
名のもとに権力を握り、国を動かして
戦争を始め、日本を滅亡寸前まで
追いやってしまったという、過去の
反省から定められたしくみです。

天皇陛下を政論に巻き込むことで、
天皇が実際の政治に介入する前例を
作ってしまったら、いつの日かまた
軍部のような集団が、日本を
破滅させることになるかもしれない。

だから天皇陛下と政治は完全に
切り離しておこうという、戦後日本の
民主政治を支えてきた根っこの部分を
否定する行為なのです。

それを国会議員がやってしまったのです。

本人は「福島の人たちのために」
良かれと思ってやったのでしょう。

でも、戦前の軍人たちだって、
「国のために」正しいことだと思ってやってました。
その結果がどうなったのか、
皆さん知っていると思います。

だから天皇陛下を政治に巻き込むような
一切の行動は、とってはいけないのです。
戦争の悲劇を繰り返さないために。


今回の山本太郎の行動は、
天皇陛下を政治に巻き込んで、自分たちの
主張を通せば日本が良くなる」と
信じて二・二六事件を起こした軍人たちと
全く同じ考えから出たものです。

「正しい目的のためならあらゆる手段が正当化される」
というのはテロリストと同じです。
民主主義国家の政治家に許されない考えです。

そんな山本太郎を、これまで戦争を否定してきた
左翼的な人たちが熱烈に支持している、
という構図はなんとも皮肉です。



5)実際に何度も福島を訪れている天皇陛下に失礼だ

「福島の労働者と子供のことを知ってほしい」と
手紙を渡した、というように山本太郎は言っています。
これは「自分はよく知っているけど、天皇陛下は知らないだろう」
と面と向かってバカにしているのも同然の失礼なことです。

彼は先日、伊豆大島の映像で、
「やっぱり現場に来なあかんな」と
言っていました。
そんな彼は、福島県に行ったことがあるのでしょうか?

少なくとも私は聞いたことがありません。

逆に、地震が起きた時には、
家族ともども関東地方から逃げ出し、
今でも「ベクレてる」などと言って東日本の食品すら
口にしようとしない山本太郎が、被災地の何を知っているのか。
私には疑問です。

一方天皇陛下は、皇后陛下と共に、何度も被災地を訪れ、
被災された方々と膝をつき合わせてお話をされています。

東日本大震災が発生し、放射能の問題が出た時も、
皇太子や秋篠宮のご一家を避難させる一方で、
ご自身は皇后陛下とともに、東京に残られました。

両陛下の方が、「現場に行」かれているのです。

その天皇陛下に対して、地震直後に一目散に逃げ出した
山本太郎が「福島の労働者と子供のことを知ってほしい」
というのは、天皇陛下とか国会議員とかいう
立場を全部抜きにしても、失礼な行為でしょう。

だから「山本太郎が陛下に何を言ってるんだ」と
怒っている人がいるんです。


ということで、これらの理由で
山本太郎は失礼であると叩かれ、
国会議員としての資格が無いと言われています。

長い話になりましたが、おわかりいただけたでしょうか。



彼よりもまだ、直接福島県に乗り込んで
「食べて応援」を実践してきた安倍総理など、
他の政党の国会議員の方々の方が、よほど
福島県民の側に立って、地道な活動を
続けていると思います。

それに対する山本太郎の「目立ったもん勝ち」
「やったもん勝ち」の醜悪なスタンドプレーが、
世の反感を買っているんです。



もちろん東京電力や、当時の民主党政権の
責任は問わねばなりません。

福島県をはじめ、被災地の復興を
加速していかなければなりません。

今の安倍政権が文句なしの
超優良政権だとも思いません。



ただ、今回の山本太郎への批判は、
福島県の人たちや被災地復興とは
関係のないところにあるのです。


そこを一緒くたにして、
山本太郎を叩いているのは、
自分たちの利権を守ろうとしている奴らだ」
「福島県のために山本太郎を支持しよう」
というのは勘違いだということです。

「言ったもん勝ち」みたいな無理を
許していると、それこそ「いつか来た道」
で、「声の大きいバカ」の無茶が通る、
戦前のような息苦しい世界が
やってくることになります。

その方が危険です。